ソーラー循環発酵システム

ソーラー循環発酵システム(ECOS)概要
特徴
このシステムは好気性発酵により有機廃棄物を発酵分解し、有機堆肥として再利用することを主な目的としております。水分調整した有機廃棄物に、ウルトラバイオ(UB)高温菌を混ぜ合わせ2~3mの高さに堆積します。積み上げた有機物に太陽光とイエオンエアーの循環(気体攪拌)で、UB高温菌が爆発的に増殖し分解・発酵と共に温度が上昇します。積み上げから約30~45日で完熟発酵し炭素分を多く含んだ有機堆肥になります。ECOSシステムのもたらす効果
1. 発酵温度を80~100℃に保つ2. 30~45日で完熟発酵
3. 切替しや攪拌作業が一切不要
4. 硝酸熊窒素、塩濃度を減少
5. 臭気成分や雑菌、雑草の種子を分解死滅
6. 戻し堆肥の利用で、副資材を大幅に削減
7.炭素分を多く含んだ付加価値の高い堆肥を生産
幅広い用途
●家畜排泄物の堆肥化処理(鶏糞・牛糞・豚糞・馬糞)●食品残渣の堆肥化処理(食品加工工場・食品市場・給食センター・ホテルレストランの生ゴミ)
●活性汚泥の減溶又は堆肥化処理(食品汚泥・下水汚泥・水処理汚泥)
●ゴルフ場や運動施設の芝生や雑草の堆肥化処理
ソーラーハウス(設備)

ソーラーハウスの特徴
ECOSシステムは、ガスや電気などの熱源や攪拌、切り返しを必要とせず発酵温度を高め、従来の発酵設備と比較して大幅にランニングコストを抑えることが可能です。ハウスのフィルムには「フッ素樹脂フィルム」を使用し、太陽光を100%通過させることでUB高温菌の活性を促進します。また、密閉室で堆肥化処理することで、温度を保つと共に、有機廃棄物から発生する臭気を外部に放出しないため、特別な脱臭処理装置は不要です。
ソーラーハウスのメリット
1. UB高温菌に適したハウスの環境は、発酵温度を高めランニングコストを抑えます。2. 有機物が紫外線により殺菌され害虫や雑菌などが死滅し臭気も軽減されます。
3. 密閉式のため温度を保ち、臭気が外部に漏れません。
4. 寒冷地でも温度を保ちます。
作業工程

有機物を50~60%に水分調整します

UB高温菌と有機物を混合します

混合した有機物を3m程度に積み上げます

イオン循環装置でエアーを循環

数日で発酵温度が80℃以上に上昇します

中心部は高温を示します

発酵が進んだ堆肥の状態

炭素分を含んだ有機堆肥の完成
システム導入効果
メリット
1.短期間で高温に
UB高温菌に太陽光とイオンエアーの循環で80~100℃の高温が持続します。
2.発酵期間が短縮
一般の発酵は6ヶ月~1年かかりますがECOSシステムは30~45日前後で完全発酵します。
3.作業を簡素化
UB高温菌と有機廃棄物を混ぜて積上げるだけの簡単作業です。 また、発酵期間も短いため無駄な人件費が掛りません。
4.機械的攪拌や切り替えしが不要
イオン循環システムが気体攪拌を行います。
5.熱源不要でランニングコストを削減
UB高温菌の活性により高温を発生します。
ガス・重油・灯油等の熱源は不要です。
6.臭気の発生を抑える
80℃以上の高温になると腐敗菌及び雑菌が死滅し、それらのメタン菌等に起因するアンモニアガス・メタンガス・ブタンガス等の発生が抑制され臭気を抑えます。
7.付加価値の高い炭素化堆肥
完熟した有機堆肥は、塩分濃度が低く、弱酸性で硝酸態窒素が低下し30~50%の炭素分を含んだ品質の高い堆肥になります。
1.短期間で高温に
UB高温菌に太陽光とイオンエアーの循環で80~100℃の高温が持続します。
2.発酵期間が短縮
一般の発酵は6ヶ月~1年かかりますがECOSシステムは30~45日前後で完全発酵します。
3.作業を簡素化
UB高温菌と有機廃棄物を混ぜて積上げるだけの簡単作業です。 また、発酵期間も短いため無駄な人件費が掛りません。
4.機械的攪拌や切り替えしが不要
イオン循環システムが気体攪拌を行います。
5.熱源不要でランニングコストを削減
UB高温菌の活性により高温を発生します。
ガス・重油・灯油等の熱源は不要です。
6.臭気の発生を抑える
80℃以上の高温になると腐敗菌及び雑菌が死滅し、それらのメタン菌等に起因するアンモニアガス・メタンガス・ブタンガス等の発生が抑制され臭気を抑えます。
7.付加価値の高い炭素化堆肥
完熟した有機堆肥は、塩分濃度が低く、弱酸性で硝酸態窒素が低下し30~50%の炭素分を含んだ品質の高い堆肥になります。
■ご注意点1.高温になり過ぎる場合(100℃以上に上昇)エアーの送り込みを調整し温度を下げます。 2.高水分の有機物 水分率60%以上の有機廃棄物は、50~60%以下に水分調整して下さい。 3.温度が上がらない 有機廃棄物の投入を控え、処理途中の状態で酸素の調整をします。また、有機物が乾燥した状態に水分を与えると再び温度が上昇します。 ![]() 塩濃度の(EC)の変化 UB高温菌を土壌に3%・5%・7%混合し、表層から、5cm、10cm別の塩濃度低下を測定。 結果:土壌中の塩濃度が12日間で半分以下(5.0→2.5)に低下しています。 |